NGC VG 4/5 4/5 リディア王国 トライト（1/3スターテル） エレクトラム 610–546 BC

古代リディア王国（現在のトルコ西部）で紀元前610年から546年頃に発行された、世界最古の貨幣とされるエレクトラム（自然合金）製「トライト（金貨1/3スターテル）」です。世界史の教科書にも掲載されることが多く、貨幣制度の黎明期を象徴する重要な遺物です。

表面にはリディア王国の象徴であるライオンの頭部と放射状の太陽が刻まれており、このトライトは当時の兵士の給料およそ1か月分に相当したとされています。国家の支払い、貿易、軍事用途に広く用いられ、古代社会における通貨制度の礎を築いた貨幣と評価されています。

本コインは、アメリカの第三者鑑定機関NGC（Numismatic Guaranty Company）によって真贋鑑定が行われており、VG（Very Good）グレード、打刻4点、表面状態4点という評価を受けています。保存状態としては使用感があるものの、歴史的価値を十分に保っています。

リディアのトライトは、古代貨幣収集の中でも特に人気と重要性が高く、希少性と由緒ある背景により、国内外の収集家・投資家から安定した支持を得ています。

6323729-009
Lydia, c.610–546 BC
EL Third-Stater
Grade: VG Strike: 4/5 Surface: 4/5
rv bipartite incuse, obv lion head with radiate sun