NGC Ch AU 5/5 5/5 古代ローマ帝国 ユリア・ママエア デナリウス銀貨 222–235 AD

ユリア・ママエア（在位：222–235 AD）は、セウェルス朝の皇族であり、皇帝アレクサンデル・セウェルスの母として知られた重要な女性です。帝政ローマにおいて数少ない政治的影響力を持った女性の一人であり、彼女の名が刻まれたコインはその稀少性と歴史的意義から高く評価されています。

本銀貨「デナリウス」は、ユリア・ママエアの気品ある胸像を表面に描き、繊細で精緻な彫刻がその尊厳と知性を強調しています。裏面には愛と美の女神ヴィーナス（Venus）が刻まれており、女性的な象徴と皇后としての徳、あるいは皇帝の母としての守護の意味合いを備えたデザインです。

このコインは、ローマ帝国における皇后の位置付けと宗教的シンボリズムを反映した美術的・文化的価値の高い一枚であり、帝国末期の政治情勢を読み解く上でも貴重な資料です。

第三者鑑定機関NGC（Numismatic Guaranty Company）により真贋鑑定済みで、Ch AU（Choice About Uncirculated）グレード。打刻・表面の両部門において5/5の最高評価を獲得しており、保存状態は極めて良好です。

短い在位期間ながら、ユリア・ママエアの存在感を今に伝える歴史的価値の高い逸品です。

2400051-009

Julia Mamaea, AD 222-235 ROMAN EMPIRE AR Denarius

Ch AU Strike: 5/5 Surface: 5/5

rv Venus